<ある野良犬の感情>キョー兄
2011年02月05日
未婚の野良犬か3匹の子犬を連れて草むらで暮らしていた。子犬たちはお母さんのそばで楽しそうに飛び跳ねていた。
ある日突然、母犬と子犬二匹はいなくなった。一番臆病な黒毛の子犬が取り残された。その子犬は近くの雑木林を住処とし、時々私のマンション敷地内にエサを求めにやって来た。芝生を噛むくせがあった。
母親も兄弟も失ったその子犬にエサやガムを与えた。しかし、私には本格的に世話をする気はなかったし、そこまでの面倒見の良さを持った性格でもない。
ある日、こちらがエサを投げても寄って来ない、肩をつぼめてしょんぼりしてた。
数日後,人目につかない建物の裏で死んでいた。最後に私に向けられた、その犬のこの世に絶望した眼が忘れられない。
Posted by キョー兄ィ at 23:32│Comments(1)
│暮らし
この記事へのコメント
僕も最近、14年間家の番犬としてかっていた犬を見送ったばかりなので、その切なさは多少理解できます。情にもろいタイプなので僕はついつい飼ってしまうでしょうね。しかし、最近のペットブームの中、飼い主のモラルもいろいろ問題ありだと思います。小さい頃だけ可愛がって、大きくなったらポイしたり、飼った以上は最後まで面倒を見て欲しいものですよね。ちなみに今、我が家には犬1匹と猫7匹が住んでおります。
Posted by stlouis at 2011年02月06日 19:13