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私は信じない<日本経済新聞>キョー兄

2011年01月17日

 ヤオハンって会社がかつてあった。静岡を発祥地としてブラジル、マレーシア、シンガポールと世界中にスーパーマーケット店舗を開店させ、経営者の和田一夫はその急成長戦略で経済界の話題の人物になっていた。
 この会社が急成長できた資金源は<転換社債>の大量発行によるものであった。
 その当時日本の株価は右肩上がりに上昇を続け、投資家は社債としての利回りと株価の上昇率と比較し、株価の上昇の方が上回れば社債を株式に転換できる特権を行使した。
 このことは会社にとっては負債がなくなり、会社の利益に応じた配当義務になるため、いくら借りても財務負担は少なかった。これがこの会社の飛躍の原動力であった。
 さて、バブル経済がピーク時を越えると株価のほうも下落し続け、長期低迷時代に入った。そうなると社債を株式に転換する投資家はいなくなる。その結果、社債の償還期限を迎えると一転して資金難に陥ることが明白であった。ヤオハンにとって株価の上昇、転換社債の追加発行こそが命綱になっていた。
 そうした中で日本経済新聞の系列である<日経ビジネス>は<風雲児和田一夫特集>を発行、天才だのと最大級の賛辞を贈っていた。経済情報のトップ企業(日経新聞)はこの会社の負の部分、アキレス腱を徹底的に隠した。
 おかしいではないか、経済事情に詳しい人間の間では今の株価低迷が続けば一番危ない企業がヤオハンであることは自明のことであった。香港ヤオハンでは取引業者が商品納入を渋り欠品商品が出始めているという話までささやかれている状況で、諸手を揚げての賞賛記事に違和感を感じだ。株価操作のための裏金が動いたはずだ。そして一年後に倒産した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%AA%E3%83%8F%E3%83%B3



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Posted by キョー兄ィ at 21:21│Comments(0)暮らし
 
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