<歓楽街の陥落 イーザト衰退の原因>宮古島
2010年08月06日
20年ほど前に遡ればイーザトの飲み屋街は男どもの威勢の良い歓声で活気に満ちていた。皆、胸を張り大手を振って何件も飲んで回ったものだ。飲み屋はどこも繁盛し経営者は潤っていたはずだ。
しかし、その後、年老いていく人間のようにこの一帯もズルズルと衰退を続けてきた。現在では地元の人なら誰でも認める数軒の店以外は存亡の岐路に立たされている。
不況で小遣いが無いとか飲酒運転の取締りの強化であるとかも影響は大きいと思うが、もっと根源的な最大の原因は当時の常連の高齢化が進む一方で次の世代の若者を取り込めないことにあるのではないだろうか。
今日では<No Music No Life>を信条とする若者が急増している。この音楽世代の若者はipodで音楽に浸り音楽と共に生活することを生きがいに感じ、空騒ぎのお笑いタレントにも関心は無く、愚者の楽園たるテレビ業界をも見放しつつある。
こうした生活スタイルを自立させた若年層はいくら女好きだからといっても、オトーリとカラオケでしか接客できない美人?ホステスの店に入り浸るほどダサくはない。
高いお金を払ってホステスを口説くという飲んベえのスタイルが次の世代に継承されずに途絶えていく。
・・・幾多の客は往来し時は移れど船頭は・・・行く川の流れは絶えずして・・・夏草や・・・嗚呼・・・
Posted by キョー兄ィ at 03:08│Comments(0)
│夜のお店
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