焼き鳥<秀>
2011年11月05日
ABBAビル1F、お洒落な焼き鳥店<秀>がオープンした。
焼き鳥店の営業努力の大半は仕込みにある。特に手作業でする串刺し工程は安さを売りにする居酒屋では到底不可能であろう。
これは那覇市内での話しだが福岡から進出してきた某有名格安居酒屋チェーン店では焼き鳥はフライパンで焼いていた。
その話を別の知り合いの居酒屋で愚痴っていたら、その店の焼き鳥もフライパン製であった。
焼き鳥というのはオヤジの串刺し作業の難儀を想像しつつ、団扇で炭火を扇ぐ主の<なんでこれほどの苦労をしなきゃならないんだっ?>って汗だくの歪んだ表情を、楽チンに静かに眺めながら生ビールをグイって飲むのが醍醐味なのに・・
毎日会社のエラさんにいじめられている安サラリーマンにとって自分より生活苦の滲んだ苦労人の存在は<辛いのは俺だけじゃないんだよ~>って束の間の安堵感を与えてくれた。だから焼き鳥店主は嘘でもそういうパーフォーマンスを必要とした。
もちろんこのお洒落な店ではイケメン職人がスマートな作業をしている。しかし、この鮮度の食材をこの値段で提供する苦労は我々の想像を超えている。もしかして昼過ぎあたりから毎日汗だくの作業をしているのかも知れない。
西里大通りにある人気店<作組>が男衆の溜まり場なら、この店はその対極にある女子会向けのお店とも言えよう。作組の男臭さに恐怖感を感じる向きには格好のお店であろう。
何しろあちらでは男性が気になるレベルの女性客の姿を見たことが一度もないからね・・・
Posted by キョー兄ィ at 10:55│Comments(0)
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