<まなつ 茶音間スパイスカフェ>宮古島
2010年08月11日
ワサビ、ネギ、生姜どれも和食には欠かせない薬味である。これらは保存が効かない。粉ワサビ、乾燥ネギ、チューブ入り生姜などがあるがあれは別物だ。なんちゃってワサビ、なんちゃってネギ、なんちゃって生姜なのである。ワサビの抜けた寿司、ネギの欠けた味噌汁、生姜のない冷麺、どれも失格であろう。かといってファミレスでカバンの中から薬味を取り出してパッとかけたらキチガイだろう。
保存が効かないので数時間放置しておくだけで劣化し、威力は半減だ。それでこだわる店では直前にスッたりキザまなければならない。チューブ入りのワサビや生姜のマズイこと・・・。
例えば、寿司屋で刺身盛りを頼むと刺身を皿に盛った後、客の面前で本ワサビを誇らしげにゆっくり擦って盛り付ける。本ササビが乗ったらもうその後の修正は一切ご法度だ。それほど薬味は鮮度が命だ。
さて茶音間スパイスカフェのカレーだ。狩俣線をずーと狩俣に向かっていくとまなつという部落がある。その道路沿いにこの店はある。店の反対側の駐車場で車を降りるとスパイスの良い香りがあたり一面に漂っている。店内に入るとスパイスをスリおろすコリコリという音が聞こえてくる。
カレーとドリンクとマンゴープリンを頼もうとしているとセットメニューがお得ですよと教えられた。なるほど単品で頼むより随分割安だ。こういう親切が嬉しい。
切れ味の良いスパイスカレーも濃厚な果実の塊のマンゴープリンも実に美味しかった。安いし旨い、小さな店だから外で待つリスクもあるがこれなら遠くまでやって来た甲斐がある。
カレー+マンゴープリン+ドリンクセット 830円
Posted by キョー兄ィ at 14:53│Comments(0)
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